2004-10-27 ArtNo.34408
◆協同組合Iffco、US$1億投じ肥料製造能力拡張
【アウランガバード】農業肥料協同組合Indian Farmer Fertiliser Co-operative(Iffco)は、向こう2年間に480クロー(US$1.0465億)を投じ、傘下の4肥料工場の尿素製造能力を拡張する。
ビジネス・スタンダードが10月26日、IffcoのS P Yadav重役(上級GM)の言として報じたところによると、同社は政府の呼びかけに応じ、最も経済的な方式により設備能力を拡張する。拡張計画の対象になるウッタルプラデシュ州Phulpurと同州Aoniaの各2工場は、現在ナフサを原料としているが、液化天然ガス(LNG)に転換する。
Phulpurの第1工場の尿素日産能力は現在の1670トンから2080トンに、残りの3工場はそれぞれ2620トンから3000トンに、拡張する。これにより4工場の1日当たりの生産量が合計1550トン拡大され、年産能力は368万9000トンから420万トンに51万1000トン拡大される。Phulpurの尿素生産コストは、ナフサからLNGへの原料の転換により365クロー(US$7958万)節約される。
IffcoのU S Awasthi重役(MD)によると、Aoniaの第1及び第2工場には排気ガスから二酸化炭素を回収する設備も設けられる。二酸化炭素はアンモニアから尿素を生産する際に用いられ、これにより同社の尿素生産コストは輸入品のそれを下回ることになる。
この他、グジャラート州Kalol工場/Phulpur第1第2工場/Aonia第1第2工場におけるアンモニアから尿素を生産する工程のエネルギー節約工事が目下進められていると言う。
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