2004-10-27 ArtNo.34407
◆Reliance Industries、上半期の輸出売上28%アップ
【ムンバイ】インド最大の石油化学/石油精製会社Reliance Industries Ltd(RIL)の今年上半期(2004/4-9)の輸出売上は1万40クロー(US$21.89億)と、昨年同期比28%増加した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが10月25/26日RILの発表を引用し報じたところによると、今年上半期の石油精製プラントの稼働率は96%、原油精製量は1594万トンを記録した。RILの石油精製キャパシティーは1日当たり66万バレルと、インド国内全体のキャパシティー252万バレルの4分の1以上を占める。残りのキャパシティーは国営石油会社17社が分け合っている。
第2四半期(2004/7-9)純益は、製品価格が急騰し、精製マージンが2倍に拡大したのを背景に昨年同期の126億3000万ルピーを39%上回る175億2000万ルピー/3億8300万米ドルにジャンプ、今年上半期(2004/4-9)の純益も昨年同期比33%増の320億1000万ルピーをマークした。第2四半期の平均粗精製マージンは1バレル当たり6.60米ドルと、昨年同期比112%拡大した。石油精製ビジネスは総売上の60%を占め、石油化学ビジネスのシェアは38%だった。
第2四半期の石油化学製品価格は昨年同期に比べ9-39%上昇した。取り分けポリプロピレンの値上がり幅が最も大きく、ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)、ポリエステル長繊維(PFY:polyester filament yarn)、ポリエチレン・テレフタレート(PET)価格も過去半年間に9%アップした。
RILのAnil Ambani副会長兼MDによると、石油化学製品価格は向こう2-3年現状レベルを維持するものと予想される。RILはこれまでにガソリンスタンド200店を設置し、目下別に600店の建設を進めていると言う。
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