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2004-10-25 ArtNo.34397
◆Philips、07年までにソフトウェア人員を2倍に
【バンガロール】オランダの電子会社Philipsは、カルナタカ州Bangaloreに設けたPhilips Innovation Campus (PIC)に向こう5年間に5000万米ドルを追加投資する。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月22日報じたところによると、フィリップスは拡張計画の一環として2007年までにPICのスタッフを2600人に倍増する。PICは2005年第4四半期以来、バンガロールに設けた5万5000平方メートルの新キャンパスにその活動拠点を徐々に移動しつつある。
PICのBob Hoekstra重役(CEO)によると、PICバンガロールは全世界のフィリップス製品のソフトウェア・コンテンツに20%以上貢献している。バンガロール・キャンパスは、テクノロジー・センターもしくはソフトウェア・コンピテンス・センターとしての機能を備えた8部門から成っている。これら8部門とは、1)消費者用電子、2)半導体、3)医療システム、4)リサーチ、5)デジタル・システム・ラブ、6)知的所有権、7)標準化、8)ビジネス・プロセス・サービス&ソフトウェア。
PICのソフトウェアノーハウは、主に組み込み/情報システム・エンジニアリング、構造設計(architecture design)、プログラミング、検査に関係しており、集積回路(IC)の設計に関しては、ロジック及びサーキット・デザイン領域を強みとしている。加えてプロジェクト・マネージメント、要求工学(requirement engineering)、品質検証(quality assurance)領域の能力も培っている。
PICは、当初は専らテレビジョン・セット用組み込みソフトウェアを手掛けたが、その後、DVDやMP3ジュークボックス等、ソフトウェアの比重が大きい製品のほとんど全てをカバーするようになったと言う。
ちなみに、SamsungはSamsung India Software Centreに2500万米ドルを投資する計画を発表、東芝はバンガロールに設けたSocrates Softwareのスタッフ増員を計画、シャープの研究開発(R&D)部門Sharp Software Development Indiaは、バンガロールに総合的なキャンパスを設けハイエンドな研究活動に乗り出す準備を進めており、多国籍電子メジャーのインドにおけるソフトウェア活動が活発化している。
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