2004-10-25 ArtNo.34391
◆スクーター市場の成長基調持続、上半期に10%アップ
【ニューデリー】今年上半期(2004/4-9)のスクーター販売台数は47万台と、昨年同期の43万台に比べ10%の成長を見た。
エコノミック・タイムズが10月22日伝えたところによると、同期間の月間販売台数は5月に1.3%のマイナス成長が記録されたのを除き、いずれもプラス成長がマークされた。
インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Automobile Manufacturers of India)は、スクーターを排気量に基づき75cc未満(A1)、75-125cc(A2)、125-250cc(A3)の3つのカテゴリーに分類している。消費者の好みはA1からハイキャパシティーなエンジンを搭載したA2にシフトしつつある。しかし125-250ccセグメントでは、価格差が縮小する中で消費者の関心はモーターサイクルに傾斜しているようだ。今年上半期のスクーター販売全体に占めるA1のシェアは昨年同期の27%から17%に、A3も27%から23%に、それぞれダウンしたが、A2のそれは47%から61%にジャンプした。A2セグメントは、A1及びA3セグメントのシェアを食い、急成長した。A2セグメントは、今年上半期を通じて唯一プラス成長を達成、成長率も43%に達した。他の2セグメントは各月、何れもマイナス成長にとどまった。
A2セグメントにはBajaj AutoのSaffire、Honda Motorcycles and Scooters(HMSI)のActiva/Dio、Kinetic MotorsのZoom/Marvel/Nova、LMLのPulse 125、TVS MotorsのScooty Pep、Majestic AutoのHero Winner等のモデルがひしめいており、何れも過去6ヶ月間に積極的なセールス・プロモーションが行われている。
A1セグメントにはBajaj AutoのSunny、TVS MotorsのScooty、A3セグメントにはBajaj AutoのChetak、HMSIのEterno、LMLのSelect、TVS MotorsのSpectra等のモデルが存在する。
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