2004-10-25 ArtNo.34389
◆Tata Steel、二級製品部門業務のアウトソーシング検討
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は二級製品のマーケッティングをMetalJunction.comに委託する可能性を検討している。
ビジネス・スタンダードが10月23日報じたところによると、同計画の下、Tiscoの二級製品マーケッティング部門の従業員はMetalJunction.comの管理下に移される。TiscoのT Mukherjee重役(deputyMD)は「二級製品部門業務の一部をアウトソーシングする問題を協議しているが、まだ詳細は決まっていない」と語った。
業界観測筋によると、二級製品のマーケッティング業務をアウトソーシングすると言う構想は、コストを削減し、より効率的営業システムを構築すると言うTiscoの戦略の一環であり、詳細が近く明らかにされるものと予想される。TiscoはMetalJunctionのサービスに対し料金を支払うものと見られる。
アナリストらは、「アウトソーシングは人件費を削減できるだけでなく、システムの効率化につながるため、Tiscoは少なからぬ利益を得られる」と予想する。
MetalJunction.comは、TiscoとSteel Authority of India Ltd(SAIL)の50:50の合弁会社で、月間約4万トンのTisco製品を商っている。この内二級製品が2万-2万5000トンを占め、残りは一級製品。
ちなみにTiscoは2005年12月までに年産能力を500万トンに拡張する計画で、同プロジェクトに2000クロー(US$4.36億)を投資する予定だ。
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