2004-10-22 ArtNo.34387
◆Panacea Biotech、英国企業とワクチン製造技術で提携
【ニューデリー】ニューデリー拠点の地場製薬会社Panacea Biotech Ltd(PBL)は、英国拠点のCambridge Biostability Ltd(CBL)と、ワクチン保管用のコールド・チェーンを必要としない製造技術に関する提携を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとインディアン・エクスプレスが10月20日伝えたところによると、PBLのRajesh Jain重役(MD補)はこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、“安定液技術(stable liquid technology)”と称される新テクノロジーは英国国際開発局(Department of International Development.)から95万英ポンドの補助を得ている。一連の温度環境の下で安定してワクチンを製造することにより、新技術はコールド・チェーンを不要にする。現在、コールド・チェーンの年間コストは2億米ドルに達する。また新技術はワクチンの保管寿命(shelf life)を延長、この方面の年間1億米ドルの損失を防止できる。新技術は1-2年の間に開発され、その後およそ2年を費やして商業化される。
PBLは今回のCBLとの提携により同技術を用いてワクチンを製造し、輸出する権利を認められると言う。
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