【ニューデリー】インド政府は20日、今年末までに化学肥料部門の一部の規制に見直しを加えると発表する一方、全面的な規制解除の可能性を否定した。
エコノミック・タイムズが10月20日報じたところによると、Ram Vilas Paswan化学肥料相は、National Fertiliser Ltd(NFL)のP S Grewal会長から配当金24.91クロー(US$543万)の小切手を受領後、以上の消息を語った。それによると、前政権が決めた統制を50%解除する方針は実行するが、最終決定はカリフ(Kharif:初冬収穫作物)シーズン後に下す。
塩化カリ(MOP:Muriate of Potash)の国際価格が上昇基調を辿る中で、肥料局(Department of Fertiliser)はIndian Potash LtdのMOP入札をモニターしている。 MOPのユニット当たり国際平均価格は昨年の124米ドルから180米ドルに上昇している。
一方、化学肥料省のS N P N Sinha次官によると、Krishak Bharati Co-operative Ltd (Kribhco)は、Indian Farmers Fertilisers Cooperative (Iffco)同様、協同組合法に基づきその資本金を返還できると言う。