【ムンバイ】ウッタルプラデシュ州Sonebhadra県Anparaに1000MW(メガワット)の石炭火力発電所を設ける計画にAditya Birla Group、Torrent、GMR、China Light & Power、Reliance Energy Limited (REL)等の企業が関心を表明している。
インディアン・エクスプレスが10月19日報じたところによると、Uttar Pradesh State Power Generation Corporation Limited (UPPCL)はBOOM(build-own-operate-maintain)方式により契約の発注を計画、入札を募集したが、上記5社がこれまでに入札書類を購入した。プロジェクトの負債/自己資本比率は70:30に設定されており、入札者は、1000クロー(US$2.18億)以上の自己資本を保持し、2004年8月31日現在商業運転中の500MW以上の発電所乃至は2004年8月31日現在商業運転中の1000クロー以上のインフラ事業を所有もしくは経営していなければならない。入札の締め切りは11月1日。
UPPCL筋によると、デベロッパーは2×500MWのAnpara“C”プロジェクトの金融・開発・建設・稼働・所有・操業・保守を引き受けるものと見られる。Anpara“C”プロジェクトはAnparaA(3 X 210 mw)及びAnparaB(2 X 500 mw)火力発電プロジェクトと一部の施設を共同で使用することになる見通しだ。AとBのプロジェクトは何れもUPPCLが所有している。発電された電力はウッタルプラデシュ州内の需要に応じる。用地は確保されており、一部の法定手続きも完了、また既存のA・B発電事業は北部の炭坑から石炭の供給を受ける手配を完了している。またウッタルプラデシュ州政府はメガ発電プロジェクトに転換する可能性を検討している。
入札書類は、建設コストではなく、電力料をベースに審査される。ウッタルプラデシュ州政府の2003年発電政策の下、デベロッパーには優遇措置が適応され、また支払い保証メカニズムがオファーされるものと見られる。
ちなみにRELはウッタルプラデシュ州Dadriにおける3740MWの発電プロジェクトに着手しており、Tata Power Companyもウッタルプラデシュ州における1000MWクラスの発電事業の準備を進めている。