|
2004-10-22 ArtNo.34382
◆新日鐵等、Tata Steelのメガ鉄鋼事業に関心
【ムンバイ】国際鉄鋼メジャー、Arcelor、新日鐵、韓国の浦項綜合製鐵(Posco:Pohang Iron and Steel Company)がTata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)のオリッサ州における年産600万トンの鉄鋼プロジェクトに関心を寄せている。
ビジネス・スタンダードが10月20日報じたところによると、TiscoのT Mukherjee重役(deputyMD)このほど同紙に以上の消息を語った。Mukherjee氏は「Tiscoは目下、オリッサ州政府との交渉に全力を傾注しており、他社の参画に関しては如何なる方針も決定していない」と述べ、詳細を語らなかったが、出資合弁の可能性を否定しなかった。
オリッサ州Duburiに1万5000クロー(US$32.7億)を投じて鋼片(billet)と厚板(slab)を製造する新プラントを設ける計画を発表したTiscoは、目下州政府と関係交渉を進めている。Tiscoは最終的に年産能力を1000万－1200万トンに拡張することを計画している。
一方、Tiscoはバングラデシュにおける年産240万トンの熱間圧延コイル(HRC)製造事業を補完する年産400万トンのペレット工場の候補地を物色している。しかしペレット工場をバングラデシュに設けるか、インド国内に設けるかは未定。
Tataグループは最近、バングラデシュに20億米ドルを投じ、年産240万トンの鉄鋼プラント、1000ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電施設、年産100万トンの尿素プラントを設ける計画を発表した。
|