2004-10-20 ArtNo.34373
◆Wipro、GMのITアウトソーシング契約獲得に自信
【ニューデリー】米国の自動車大手General Motors (GM)による大規模な情報技術(IT)アウトソーシング契約の発注が予想される中、インドのトップITサービス会社Wiproは契約獲得に自信を表明した。
エコノミック・タイムズが10月16日報じたところによると、デトロイトの業界誌Automotive News最新号は、GMが150億米ドル相当のIT業務アウトソーシングを準備していると報じた。それによると、EDSと結んだ10年間のITアウトソーシング契約が2006年6月に期限が切れるため、GMは複数のIT企業と改めて5年契約を結ぶことを計画している。GMは1996年に30億米ドルと見積もられる社内IT業務の3分の2をEDSに委託した。
WiproのVivek Paul副会長は第2四半期業績に関する証券アナリストらとの会議の席上、「GMの戦略サプライヤーに名を連ねるWiproは、ITアウトソーシング契約を獲得する有利な地歩を確保している」と自信を表明した。同氏によると、GMは優先サービス・ベンダー23社を擁するが、Wiproは過去3年間にGMと緊密な関係を築いて来た。しかしどれほどの額の契約になるかは、現状では予想できないと言う。
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