【ニューデリー】インド政府は、自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreements)に関する苦情を処理するため、商工省内に貿易協定委員会(TAC:trade agreement cell)を設置する計画だ。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月17/18/19日伝えたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)とインド・ドイツ商業会議所(IGC:Indo-German Chamber)が17日共催したセミナーの席上、Kamal Nath商工相は以上の消息を語った。それによるとTACはFTAを巡る懸念を払拭する役割も担う。FTAのスタート時点ではある種の問題や誤用が生じるものと見られ、これらを克服する必要がある。政府は、インド経済の強みや世界の益々多くの地域がFTAを締結する趨勢を配慮し、FTAを結ぶ方針を決めた。
多くの多国籍企業が第3国からインドにその製品を供給する結果、インドへの直接投資が減少するのではないかと言う懸念が存在する。インド政府は原産地規則を厳格に適応し、海外から大量の商品が流入するような事態を防止する。また将来は投資も含めたより包括的な経済協力協定(economic cooperation agreement)を結ぶことを検討していると言う。