SEAnews 1995-10-06 ArtNo.3435

【クアラルンプル】テレコム・マレーシアBhdは日本で開発されたＰＤＣ(ﾊﾟｰｿﾅﾗｲｽﾞﾄﾞ･ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ)ベースのセル式電話営業ライセンスを認められた模様だ。
消息筋によればＮＥＣとエリクソンが1500ＭＨ(ﾒｶﾞ･ﾍﾙﾂ)のネットワーク構築を目指し、入札書類を既に提出しており、近く結果も発表される見通しだ。テレコムはＡＴＵＲ450移動電話を経営しているが、セル式電話の経営は認められていなかった。同社はＡＴＵＲ450ネットワークの経営権を売却する計画で、クルタム・ホールディングズBhdが7億Ｍドルで買収を図っている模様だ。クルタムは更に1億Ｍドルを投じて同ネットワークをデジタル化する計画と言われる。テレコムは必要とされる大部分のインフラストラクチャーを備えているため、ＰＤＣネットワーク構築のコストも5億Ｍドル以下で済む見通しと言う。現在日本では3社がＰＤＣネットワークを経営、ハンドフォーンのブランドも25種類を数える。この種のハンドフォーンの供給は潤沢で、他のデジタル・ハンドフォーンより割安と言う。(STAR:10/5)