2004-10-18 ArtNo.34345
◆マレーシア鉄鋼加工企業SMPC、チェンナイに拠点設置
【チェンナイ】マレーシアのペナンを拠点に鋼材の加工やSMPC Dexonブランドの家具の製造を手掛けるSMPC Corporationは、現地子会社SMPC Industries India(SMPCII)を通じて2.7クロー(US$59万)を投じタミールナド州Gummidipoondi Sipcot工業団地にサービス・センターを設ける。
エコノミック・タイムズが10月15日伝えたところによると、SMPCIIは、輸出振興資本財(EPCG:Export Promotion Capital Goods)スキームの下、機械設備の輸入を手掛ける計画だ。SMPCのG Sudhakaran Nair重役(GM)によると、新施設は今年12月初めに完成する予定で、自動車/エンジニアリング/家電業界向けにスチール・シートやコイルの剪断・再剪断・裁断作業を引き受ける。Mahindra & Mahindra (M&M)、TVS、TI等の地元企業と目下商談を進めている。
大阪拠点のパートナー、近江産業も、SMPCの施設を利用してインド市場を開拓することに関心を抱いている。SMPCは向こう6ヶ月間に別途2.7クローを投じ家具製造施設も設け、オフィス、コール・センター、住宅、教育施設等向けに注文仕立てのテーブルやアクセサリーの製造を手掛ける。インド市場進出は、業務拠点の移転と事業多角化を目指す戦略の一環で、インド子会社は、Sipcot工業コンプレックス内の5エーカーの土地を長期リースしている。同用地は今後さらに拡張する計画だ。
SMPCはマレーシア唯一の総合的鉄鋼加工業者で、一貫生産を通じて品質、供給、納期を完全管理している。SMPC Dexonは1990年に発足、同社の家具は世界28ヵ国にプレゼンスを築いていると言う。
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