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2004-10-15 ArtNo.34337
◆家電業界、クリケット・セールの不振で広告費大幅削減
【ムンバイ】インド・チームの低調なパフォーマンス、管理機構の混乱、スター選手の引退等で、クリケット・マッチは耐久消費財のマーケッティング戦略にとって最早過去の遺物になったようだ。
エコノミック・タイムズが10月13日、業界筋の消息として伝えたところによると、多額の資金が投じられた最近の34クリケット・マッチ期間の広告キャンペーンは、耐久消費財メーカーの売上に如何なる奇跡も生じさせなかった。取り分けカラー・テレビジョン業界は楽観的見通しのつけで大量の在庫を抱え込んだ。このため各社は、広告宣伝費の総支出に占める比率を50%から15%にカット、軌道修正を図っている。
消息筋によると、多くの市民はクリケット・マッチの最終スコアをチェックするだけで、試合の一部始終をテレビの前で観戦するものは最早目にされなくなった。こうした中で企業はより宣伝効果が見込めるテレビ・ドラマ・シリーズに広告の照準をシフトしている。
山水のAnil Khera取締役は「クリケットにセールスの牽引役を期待することは最早できなくなった。それは一種の賭で、結果に保証はない。一部のテレビ・ドラマやニュース番組のターゲット別到達率(TRP:Targeted Ratings Points)はクリケット・マッチを上回る」と指摘した。
パキスタンにおける4月の予想外の勝利後、インド・クリケット・チームは4つの主要トーナメントにおいて惨憺たる戦績を記録した。
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