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2004-10-15 ArtNo.34336
◆コンポーネントが自動車産業のホットな代替収入源に
【ニューデリー】自動車コンポーネント部門は10億米ドル産業に成長、四輪車/二輪車メーカーにとってホットなビジネス領域になっている。自動車メーカーは多国籍企業と地元企業、二輪/三輪/四輪車メーカーの別を問わず、エンジニアリング・ソーシング・ブームに乗じ、コンポーネントを重要な代替収入源と見なしている。
エコノミック・タイムズが10月13日伝えたところによると、Mahindra & Mahindra (M&M)、Suzuki、Toyota、DaimlerChrysler、TVS、Kinetic等は、自動車コンポーネント・ビジネスを梃子に成長の波に乗ることを目指している。
多用途車と農業用機器の主要メーカー、M&Mは、外貨建て転換社債(FCCB:foreign currency convertible bonds)で調達した1億米ドルの一部を運用し、素早くコンポーネント企業連合を結集、同時に傘下の自動車部門とトラクター部門の重複するコンポーネント製造業務の調整を図っている。非有機的拡張戦略の下に築き上げた1000クロー(US$2.18億)ビジネスにコンポーネント領域のノウハウを注入する方針を決めた同社は、コンポーネント戦略ソーシング・グループを梃子に外部顧客の購買代理を務め、他の自動車メーカーから大口のソーシング契約を獲得することも計画している。
スズキが最近発表したディーゼル・エンジンとギアボックスの製造計画もその一つと言える。第1期プロジェクトでは年産30万ユニットの施設が設けられ、投資額は800-1000クロー(US$1.74億-2.18億)と見積もられる。第2期プロジェクトは依然として事業化調査の段階にある。ディーゼル・エンジンはスズキと、世界各地の傘下企業に供給される。
トヨタはToyota Kirloskar Auto Parts (TKAP)に380クロー(US$8285万)を投資、後者は全世界のトヨタ工場にマニュアル変速ギアボックスを供給する。100%輸出志向ユニットのTKAPは年間16万ユニットを製造、当面タイ、インドネシア、ベトナム等のトヨタ工場に供給するものと見られる。
多国籍企業のコンポーネント・ビジネスはボリュームとスケールを容易に実現できるが、地元プレーヤーの場合は新たな収入源を開拓するのが主要な目的と見られる。
Kineticのような小規模プレーヤーも向こう12-18ヶ月間にコンポーネント・ビジネスが50%近い成長を遂げるものと見込んでいる。コンポーネント部門をKinetic Engineering内の戦略ビジネス・ユニット(SBU)として分離した同グループは、その売上を35クロー(US$763万)から次期会計年度には55-60クロー(US$1199万-1308万)に拡大、Visteon等のティア1サプライヤーと組み、エンジン/トランスミッション/ギアボックス・ソーシング・ビジネスのバリューチェーンをさかのぼる計画だ。
インドの自動車産業は2003-04に56%の成長を遂げ、中でも自動車コンポーネントは、製造業製品輸出ブームの先頭に立っている。コンサルタント会社McKinseyの最近の調査報告によると、インドの製造業輸出は2015年までに3000億米ドルに達し、2500万-3000万件の新規就業機会を創出、世界製造業輸出の3.5%のシェアを占める見通しと言う。
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