SEAnews 2004-10-15 ArtNo.34331

【チェンナイ】これまでアンドラプラデシュ州／カルナタカ州／タミールナド州／ポンディシェリー連邦直轄地に5580クロー(US$12.166億)を投資したPower Grid Corporation of India Ltd(PGCIL)は、2007年までに南部地区にさらに約5000クロー(US$10.9億)を投資する計画だ｡
インディアン・エクスプレスが10月13日、PGCILのRP Singh会長の言として報じたところによると、これには地域間の新リンク、既存リンクのアップグレードや拡張等、既に実行中のものや新規プロジェクトが含まれる｡タミールナド州には1500クロー(US$3.27億)の投資が予定されている。経済問題閣僚委員会(CCEA:Cabinet Committee on Economic Affairs)は600クロー(US$1.3億)の南部地域システム補強プロジェクトを承認する見通しで、これにはタミールナド州Chennai市内のパワー・リングも含まれる。
主要な地域間リンクには、以下のものが挙げられる。
1)マハラシュトラ州Chandrapur県における南部・西部1000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)高圧直流ＢＴＢ(back-to-back)ステーション。
2)アンドラプラデシュ州Vishakapatnam市Gajuwakaにおける西部・南部500ＭＷ高圧直流ＢＴＢステーション。
3)オリッサ州Talcher／カルナタカ州Kolar県間の西部・東部インターコネクターII－2000ＭＷ高圧直流二極送電(Bi-pole)。
また既存施設の拡張には以下のものが挙げられる。
1)アンドラプラデシュ州Gajuwakaにおける地域間接続の500ＭＷキャパシティー・アップ(2005年1月までに完工)。
2)Talcher／Kolar間2000ＭＷ二極送電接続の500ＭＷキャパシティー・アップ。
この他、Neyveli Lignite Corporationのオリッサ州Ib Valleyにおける発電プロジェクトからの送電線の敷設も計画されている。
一方、PGCILは950クロー(US$2.07億)を投じ、全長2万キロの広帯域光ファイバー・ケーブル全国ネットワークの構築を計画している｡同社はアンドラプラデシュ州Hyderabadとケララ州Trivandrum間の様々な都市をリンクする全長4000キロのネットワークを既に設けている。タミールナド州では今後Neyveli／Salem／Udumalpet／Trichy／Madurai／Coimbatore等の地域が広帯域網によりリンクされると言う。