2004-10-13 ArtNo.34315
◆DMCC、石油ターミーナル支配権益を国営石油2社にオファー
【ムンバイ】Dharamsi Morarji Chemical Company Ltd (DMCC)は、グジャラート州Navlakhiにおける石油ターミナル事業の支配権益を、国営石油会社2社-Bharat Petroleum Corporation Ltd (BPCL)/Hindustan Petroleum Corporation Ltd (HPCL)-にオファーした。
インディアン・エクスプレスが10月11日報じたところによると、DMCCは当初、米国の石油会社Conocoと総投資額350-400クロー(US$7631万-8721万)と見積もられる同プロジェクトを進めるはずだったが、Conocoが参加を見合わせたため、新たなパートナーを物色している。DMCCのVK Punshi重役(MD)によると、同社は石油ターミナル子会社の支配権益、あるいは全権益を手放す用意がある。DMCCは投資銀行に適当なバイヤーのスカウトを依頼する計画だ。
建設を予定するターミナルは、液化石油ガス(LPG)を輸入した後、Gas Authority of India (Gail)のパイプラインを利用して他社に供給する。DMCCは同プロジェクトに11.50クロー(US$251万)出資した。プロジェクトの支出総額はこれまでに18-20クロー(US$392万-436万)に達している。合弁事業持分売却収入を債務の返済に当てた後は、特殊化学ビジネスに専念する。
DMCCは目下法人債務再編(CDR:corporate debt restructuring)会議により準備された再編パッケージを履行しつつある。再編案の大筋は1年間の据え置き期間を設け、金利を下方修正した後、2011-12年までに元利返済を完了すると言うもの。これにより年間金利負担は2クロー(US$44万)ほど軽減される。2004年3月期年度の利子負担は11.89クロー(US$259万)、3月末時点の担保付き債務は63.42クロー(US$1383万)、無担保債務は34.56クロー(US$754万)、必要運転資金は21クロー(US$458万)だった。
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