2004-10-08 ArtNo.34293
◆SAIL、Durgapur Projectsにコークス用炭製造委託
【コルカタ】Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、輸入コークス用炭のコークスへの転換処理をDurgapur Projects Ltd (DPL)に委託した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月6日、SAIL傘下Durgapur Steel Plant (DSP)のステートメントを引用し伝えたところによると、SAIL/DSP/DPL3方面の契約の下、DSPは月間2万5000-3万トンのコークス用炭(hard65%/soft35%)を鉄道を通じ、コスト・フリー・ベースでDPLの工場に供給する。DPLはコークス用炭を高炉グレードの冶金用コークスに転換する。またDSPは緩衝在庫として100日分のコークス用炭をDPLサイトにストックする。DSPはドライ・ベースのコークス1トン当たり1950ルピーを転換処理料としてDPLに支払う。この他の税や諸費用はDSPが負担する。DPLは、要請された際にはSAIL傘下のBokaro Steel Plant(BSP)にも同様のサービスを提供、高炉グレードのコークスをBSP向けに出荷する。
消息筋によると、SAILは鉄鋼生産キャパシティーの大幅な拡張を計画しており、DSPおよびBSPが保持するコークス製造施設だけは、こうした将来のコークス需要の拡大に応じることができない。このためDPLと委託製造契約を結ぶ方針を決めた。これによりDSPは今年、年間200万トンの熔銑(hot metal)生産目標を達成できると言う。
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