1995-10-06 ArtNo.3429
◆<星・馬・印尼・泰>インマルサットP東南亞ハブ誘致で競争
【ジュネーブ】シンガポールは総コスト26億米ドルのインマルサットPの東南アジア・ハブ誘致を目指し、マレーシア、インドネシア、タイと競争している。
インマルサットPプロジェクトを手掛けるロンドン拠点のI-COサービシズLtdのパット・マクドガル副社長によると、1996年初には上記4国のいずれかに12のSAN(サテライト・アクセス・ノウズ)の1つが設けられる。SANは衛星からのシグナルを各国の国際通話交換センターにリレーする地上基地で、SANの所在地には同時にICO東南アジア事務所が設けられる可能性も大きい。SANのホスト国は、ビジネス・センターとしての魅力増強、雇用機会の創出、インターコネクション、収入増等の恩恵を享受できると言う。ちなみにシンガポール・テレコムはインマルサットP計画にこれまでに9400万米ドルを投資している。(BT:10/5)
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