SEAnews 2004-10-08 ArtNo.34283

【ソウル／ムンバイ】LG Electronicsは家電製品と携帯電話端末の好調な売上を梃子に2010年までにインドにおける売上を100億米ドルの大台に乗せる計画だ｡
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが10月6／7日、ＬＧのKoo Bon-Moo会長及びSS Kim副会長兼CEOが6日発表したステートメントと両氏の7日の談話を引用し報じたところによると、世界トップ3の年商達成を目指すＬＧは、2010年までにインドにおける売上を100億米ドルに乗せる。今年のインドにおける売上は昨年(2003)の9億米ドルから13億米ドルに拡大するものと予想される。
またインドを中国に次ぐ世界第2の製造拠点にすることを目指すＬＧは、2007年までにその投資額を1億6000万米ドルに拡大、製造設備を増強、研究開発(R&D)スタッフを現在の2倍の1500人に増員、生産した製品の30％をアジア、中東、アフリカ市場に輸出する。2010年までに投資額は2億5000万米ドルに拡大、輸出額も30億米ドルに達する見通しだ。
ＬＧの正副会長は7日、150クロー(US$3270万)を投じて設けたPune第2工場の落成式に出席した。同工場はテレビジョン、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、電子レンジ、コンピューター・モニターを既に製造している。ＬＧはウッタルプラデシュ州Noidaにも家電製品の製造施設を有する。
ＬＧはまた、6クロー(US$131万)を投じ、やはりPuneに2005年初の稼働を目処に年産200万ユニットのGSM/CDMA携帯電話端末製造工場を建設する。製品の半ばは輸出される。同工場への投資額は2010年までに6000万米ドルに達し、年産能力は2000万ユニットに拡大される。携帯電話端末の売上は2010年には100億米ドルの総売上の30％以上を占めることになる。
ＬＧは携帯電話端末メーカーとしてはSony Ericsson／Siemens／Samsung／Motorola／Nokiaに次ぎ、世界第6位にランクされる。
Koo会長は席上また、2005－2010年の間にLG Indiaに25クロー(US$545万)の新資金を注入する方針を明らかにした。Kim副会長によると、今年の年商は目標を上回る7000クロー(US$15.26億)に達する見通しと言う｡