2004-10-06 ArtNo.34274
◆Bajaj Auto、US$8.7億準備金梃子に輸出市場開拓
【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)は4000クロー(US$8.72億)の準備金を輸出市場開拓の軍資金及び緩衝資金として利用する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月1/4日報じたところによると、BALのSanjiv Bajaj重役(ED)は同紙に以上の計画を語った。それによると、4000クローの準備金は主に非有機的事業拡張(inorganic growth/企業買収等)に充当されるが、輸出市場における多国籍企業の捕食的価格戦術に対抗する際にも利用できる。輸出は向こう5年間の戦略領域になる見通しだが、BALは国際的スケールと、良質な製品を保持しており、輸出を年々拡大させることができる。取り分け開発途上国の小型バイク市場の今後5年間の潜在性は大きい。
BALの財テク・ビジネスは今年250-300クロー(US$5451万-6541万)のいわゆるその他の収入をもたらす見通しだ。準備金は価格緩衝機能の他、輸出専用製品の基金としての役割も担える。これまで一製品の輸出市場開拓は当該製品の国内販売利益により賄われて来た。しかし輸出が拡大したなら海外市場だけのための製品も開発する必要がある。また国内市場における販売を停止した後も、海外市場における販売を続ける場合も有る。
最近発売したDiscoverとCalibreが共存するのは難しく、段階的に後者の販売を停止する。Windについては川崎と輸出協定を結んでおり、Byk同様輸出専用モデルになる可能性がある。川崎はまた東南アジアにおけるそれ自身の市場でPulsarを試験販売しており、一定の手応えを得たようだ。川崎がBALの製品のさらにいくつかをピックアップし、それ自身の市場で販売する可能性もある。
製品の再編にはEliminatorにPulsarの180ccエンジンを搭載、その価格を8万ルピーから6万ルピーに引き下げることが含まれる。BALはまたBoxer ATの販売を段階的に停止することを検討している。BykとBoxer ATはCT100の大成功の前で影が薄くなっている。
BALはまた来年1月までにChakan工場の年産量を現在の50万台から72万台に拡大、Discoverの販売ボリュームの拡大に備えると言う。
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