【ニューデリー】韓国の浦項綜合製鐵(Posco:Pohang Iron and Steel Company)は向こう10年間に世界における鉄鋼生産能力を5000万トンに拡大する計画の一環として2009年までにインドにおける鉄鋼製造活動を開始する意向だ。
エコノミック・タイムズが10月4日伝えたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が主催した韓国/インド経済サミットの席上、PoscoのKang Chang-Oh社長兼CEOは以上の計画を明らかにした。それによると、同社はオリッサ州に年産1000万トンの総合鉄鋼プラントを設けることを計画している。第1期分のキャパシティーは年産300万トンで2009年の稼働を目指す。その後5年間にキャパシティーを1000万トンに拡大する。
Poscoはこの他、年産3000万トンの鉄鉱山の開発を計画している。Poscoは2003年にはインドから200万トンの鉄鉱石を購入した。
Poscoはこれらのプロジェクトに向こう15年間に84億米ドルを投資する計画だ。同社は目下、インド中央政府とオリッサ州政府の承認を待っていると言う。