【ニューデリー】今年9月18日までの1週間の卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)をベースにしたインフレ率は、加工食品を含む製造業製品の値上がりにも関わらず、主に野菜や果物を含む食料品の値下がりに助けられ、7.80%と、前週の7.87%から0.07%ポイント鈍化した。とは言え昨年同期の5.02%を2.78%ポイント上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが10月1/2日報じたところによる、と燃料卸売り指数は189.6と、前週から0.1%上昇したにとどまり、国際市況の激烈な旋回に関わらず、過去2週間ほぼ安定を保った。とは言え昨年同期の175.6を7.97%上回った。
市場筋は、数週間後には現金準備率(CRR:cash reserve ratio)引き上げの全面的効果が現れ、インフレは沈静する可能性があると予想している。
中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は、9月18日から2週間以内にNDTL(net demand and time liabilities)の4.5%から先ず4.75%にCRRを上方修正し、さらに10月2日から2週間以内に5%に引き上げると発表した。
加えてOPECが11月1日から原油供給量を日量100万バレル拡大する方針を決めたことから、開発途上国も恩恵を被るものと見られる。
一方、7月24日までの1週間のインフレ率は当初発表された暫定数字7.51%から7.91%に、WPIは186.2から186.9に上方修正された。