【ニューデリー】インド政府は9月29日、新たに3つのカテゴリーを自動承認ルート(automatic route)に加え、外国投資の認可手続きを一層簡素化した。
ビジネス・スタンダードが9月30日報じたところによると、これら3つのカテゴリーとは、1)“既存企業の外資持分の拡大”、2)“優先株の株式への転換”、3)“外国借款の資本への転換”で、部門別外資上限を超えない限り、これらの手続きは外国投資促進局(FIPB)の認可を必要とせず、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)が管轄する自動認可ルート(general permission route)を通じて処理される。また金融機関以外の部門では株式の居住者から非居住者への移転も、やはり外資上限を超えない限り自動認可されることになった。
大蔵省は、P Chidambaram蔵相が国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次会議に出席するため渡米する前夜に以上の発表を行った。蔵相は9日間の外遊期間にニューヨークとロンドンで国際投資家らとも会談する予定だ。