2004-09-29 ArtNo.34236
◆Chemfab、Membrane/DuPont提携の恩恵享受
【チェンナイ】Chemfab Alkalies Ltd(CAL)は、系列会社Membrane Technologies Ltd(MTL)とDuPontのマーケッティング提携から経済的利益を受けられそうだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月27日伝えたところによると、同アレンジの下、デュポンはMTLが生産した中空繊維膜(hollow fibre membranes)を購入する。一方、CALはデュポン顧客に技術支援やアフター・サービスを提供し、手数料収入を得る。
CALとMTLは、何れもシンガポール拠点のインド人Dr C.H. Krishnamurthy Rao氏が設立した企業。同氏はシンガポールにDr Rao Holdingsと言う企業も設けている。
中空繊維膜は苛性ソーダや塩素の製造に用いる塩水(brine)の浄化に使用される。Dr Rao Holdingsは中空繊維膜の国際特許を有する。苛性ソーダ・メーカーのCALは中空繊維膜の最初のユーザーで、その有効性と経済性は同社が保証する。
Rao氏によると、薄膜方式は、一連のフィルターにより濾過する従来の方式に比べ効率的で、低コスト。非公開会社のMTLはタミールナド州Chennaiに工場を設け、中空繊維膜を製造している。MTLの年商は目下のところ20クロー(US$436万)だが、デュポンを通じて、その製品を販売することにより、売上は急速に拡大するものと期待される。
E.I. DuPont India Pvt LtdのVishnu Desai氏によると、この種の薄膜の世界需要は8000万-1億米ドルと見積もられると言う。
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