2004-09-29 ArtNo.34231
◆Agarwal氏、Sterlite持分を79%に引き上げ
【ムンバイ】Anil Agarwal氏は傘下企業を通じ、非鉄金属大手Sterlite Industries Ltd(SIL)の持分を約79%に、ほぼ5%ポイント拡大した。
インディアン・エクスプレスが9月28日伝えたところによると、持分の拡大は1972クロー(US$4.3億)の株主割当の引き受けがなされなかった分を買い取ることを通じて実現された。
これまでSterliteのほぼ67%のシェアを握っていたロンドン拠点のVedanta Resourcesが大部分を買い取ったものと見られる。消息筋によると1株550ルピーでは一般投資家はほとんど関心を示さなかった。株主割当以前にはMadras Aluminiumが別に約7%のSterlite株を保持していたが、VedantaはMadras Aluminiumの80%の権益を握っている。
プロモーターはこれ以前にSterliteの上場資格返上を図ったが、実現しなかった。しかし今回の持分積み足しで、上場資格の返上が容易になったものと見られる。
インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)の規則では、プロモーターが約90%のシェアを握り、一般投資家の持分が10%を割り込んだ場合にのみ上場資格を返上できる。株主割当が発行される前の段階で、一般投資家の持分は12.32%だった。今回の株主割当で一般投資家の持分が10%を割り込んだか否かは現状では明らかでない。
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