SEAnews 2004-09-29 ArtNo.34230

【ムンバイ】Anil Agarwal氏に率いられるBharat Aluminium Co(Balco)は、チャッティースガル州Korba工場の拡張計画に充当するため、返済期間6年、年利6.65％、700クロー(US$1.53億)のシンジケート・ローンを取り入れた。
ビジネス・スタンダードが9月22日報じたところによると、Sterlite Industriesが51％出資するBalcoは、8億米ドル／3600クローを投じて、Korba工場の年間アルミニウム精錬能力を10万トンから34万5000トンに拡大、540ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)発電施設も増設する。
Sterliteはまたオリッサ州に年産140万トンのアルミナ精錬施設を設けることも計画している。生産したアルミナの半ばは社内の需要に供される。
Sterliteはコール・オプションを行使してBalcoの残り49％の政府持分を買い取ることも計画している。しかし政府は同問題に関して最終方針を決めていない。
消息筋によると、今回取り入れたシンジケート・ローンは拡張計画の借入分に充当される。Balcoは昨年11月にも1000クロー(US$2.18億)のルピー建てターム・ローンを取り入れており、これにより拡張計画の金融アレンジは完了した。プロジェクトの負債部分は1700クロー(US$3.71億)で、残りは自己資本と内部余剰金で賄う。
Sterliteの親会社、Vedanta Resourcesは、昨年11月に10億米ドルを公募調達した。同公募調達資金中2億2500万米ドルはKorba工場の拡張に当てられる見通しだ｡
ABN Amro Securities Indiaが今回のシンジケート・ローンのソール・アレンジャーを、Union Bank of India／UCO Bank／EXIM Bank等がリード・レンダーを、それぞれ務めた｡ローンは51ヶ月後から8回に分けて均等額が返済される。