2004-09-29 ArtNo.34227
◆スズキ、毎年新モデル投入し乗用車市場のリーダーシップ維持
【浜松】インド最大の乗用車メーカー、Maruti Udyog Limited (MUL)に54.5%出資するスズキは、インド乗用車市場におけるリーダーシップを一層強化する狙いからMULステーブルのカー・ラインアップに再編を加え、毎年新車1モデルを紹介する計画だ。
デカン・ヘラルドが9月25日、スズキ幹部の言として報じたところによると、カー・ラインアップを全面的に再編するのは、他社との競争過熱を配慮したのに伴うもので、エントリー・レベル最大の売れ筋“Maruti 800”のリプレースも含まれる。2001年に発売し、好評を博したコンパクト・カー“Alto”は向こう数年内にエントリー・レベル・モデルになる見通しだ。とは言えMaruti 800は農村部にも都市部にも依然として大きな需要が存在するため、今すぐ生産を停止する考えはない。新モデルはインド国内の需要動向を配慮して適当な時機に発売する。
技術的により高度な製品に対する顧客の需要が高まる中で、幅広いオプションを提供するのがメーカーの使命になっている。小型車に関してはスズキ・ステーブルに多くのモデルが存在する。しかし大型車に関してはスズキはそれほど多くのモデルを保持していない。2010年にはインド自動車市場の規模は200万台に達する見通しで、同社の年間販売台数も現在の2倍の100万台以上をマークする見通しと言う。
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