2004-09-29 ArtNo.34224
◆Hyundai Electronics、Videoconと提携し市場開拓
【ムンバイ】韓国の電子会社Hyundai Electronicsが最近設立したHyundai Electronics India Pvt Ltd(HEIPL)は、地元大手家電会社Videoconグループを率いるDhoot兄弟と提携し、インド国内及び南アジア市場にHyundai製家電製品を売り込む計画だ。
インディアン・エクスプレスが9月27日報じたところによると、HEIPLの最高経営者(CEO)に就任したAnirudh Dhoot氏によると、ハイエンドなプラズマ及びLCDテレビジョン(TV)は、韓国の親会社から輸入するが、一般家電製品と通常のカラー・テレビジョン(CTV)はVideoconのウタランチャル州Dehradun工場及びマハラシュトラ州Aurangabad工場から調達、Hyundai商標で国内市場や南アジア地域協力連合(SAARC)諸国に供給する。HEIPLのカントリー・ヘッド、Pawan Bhargava氏によると、消費者用電子製品のニッチ市場が真空状態で存在する。HEPILはこうしたニッチを大々的に開拓する。HEPILはディストリビューターやディーラーへの卸売りのみを手掛ける。
Dhoot氏によると、2004年には全国に2段階のディストリビューション・システムを設け、ハイエンドなCTV、洗濯機、電子レンジを販促する。初年度のマーケッティングには25クロー(US$545万)を投資するが、Aクラス・ディーラーのみをターゲットにする。第2段階では、スプリット・エアコン、ミュージック・システム、6ドア霜取り不要冷蔵庫の販売を計画している。この他Hyundaiブランドの携帯電話端末も間もなくインド市場に紹介する。
Hyundai Electronicsは世界的には、欧州、南アメリカ、エジプト、アラブ首長国連邦、アフリカ、インドネシア、ベトナム等、45ヵ国にプレゼンスを築いているが、中国と日本には進出していないと言う。
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