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2004-09-27 ArtNo.34210
◆鋼材の供給不足で鉄道プロジェクトに遅れ
【ニューデリー】不安定な鉄鋼市況や発注の遅れから、鉄道軌道の新規敷設・更新作業に遅延が生じている。こうした中でバネ鋼の深刻な供給不足に直面するRailwaysは、Rashtriya Ispat Nigam Ltd(RINL)とSteel Authority of India Ltd(SAIL)に増産を求めた。
インディアン・エクスプレスが9月22日報じたところによると、Railwaysは3万3552トンのバネ鋼不足に直面している。バネ鋼は、レールと枕木の固定に用いられるパンドロール・クリップと呼ばれる伸縮性レール締結装置(ERC:elastic rail clip)の製造に使用される。
RailwaysはこれまでRINLからバネ鋼を調達して来た。RINLは生産量を3万トンから4万トンに拡大することを認めたものの、必要量は7万3552トンにのぼる。
こうした中でSAILは、条鋼の製造を手掛ける傘下のDurgapur Steel Plant (DSP)においてバネ鋼を製造する可能性を検討している。SAIL筋は、「RINLのバネ鋼製造施設も視察した技術チームは間もなく報告書を提出する見通しで、近く方針を決定する」と語った。
オフィシャルは、「バネ鋼の供給不足は鉄道軌道更新の遅れの一因で、契約発注に対する当局の介入がその遠因」と述べた。同筋によると、2年前までは鉄道局(Railway Board)がERCを一括購入し、各鉄道管区の需要に応じて来た。しかし各地の鉄道管区が独自にERCを購入するようになった今、各管区の購買価格に大きな相違が生じたことから、監督当局が契約発注に介入し、点検するようになったと言う。
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