2004-09-27 ArtNo.34209
◆パシフィックコンサルタンツ、弾丸列車計画の事業化調査開始
【アーマダバード】パシフィックコンサルタンツ株式会社(PCL:Pacific Consultants Limited)は22日、グジャラート州Ahmedabadとマハラシュトラ州Mumbaiを結ぶ弾丸列車プロジェクト(bullet train project)の技術・経済事業化調査を開始した。
ビジネス・スタンダードが9月24日伝えたところによると、弾丸列車計画はDigvijay Singh/Nitish Kumar両元鉄道相により提案されたもの。Kotani Yoshinori氏を初めとするPCLチームはこの日、Western Railway及びグジャラート州政府幹部と一連の会議を行った後、調査に着手した。ムンバイ/アーマダバード間の軌道アップグレードや複数の駅舎移転が検討されている。コタニ氏によると、PCLはニューデリーのMetro Railプロジェクトの調査も引き受けたが、同プロジェクトは大きな成果を上げている。弾丸列車をムンバイ/ニューデリー間にまで延長することも提案されているが、先ずムンバイ/アーマドバード間に関する報告書を作成する。計画の実行が決まれば、3乃至4年後には試運転を開始できる。
Western RailwayのLalit Mohan Sahore氏(divisional railway manager)及びグジャラート州政府のNaran Rathwa鉄道部長によると、ムンバイ/アーマダバード間を最高時速300キロで結ぶ弾丸列車プロジェクトのコストは2500クロー(US$5.45億)以上にのぼる見通しだ。JR東海(Central Japan Railway Company)の招きに応じ、日本に視察団を派遣することも計画している。1キロ当たりのアップグレード・コストはRajdhani ExpressやShatabdi方式の場合15クロー(US$327万)で済むが、弾丸列車方式の場合40クロー(US$872万)前後にのぼる。事業化調査が完了したら中央政府の鉄道省及び大蔵省に資金補助を求めると言う。
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