2004-09-24 ArtNo.34201
◆STT/Telekom、Tata/BirlaのIdea持分も買収
【ニューデリー】最近Idea Cellularの33.3%権益を共同で取得したSingapore Technologies Telemedia Pte Ltd(STT)とTelekom Malaysia Bhd(TMB)は、Tata及びAV BirlaのIdea持分を買い取ることで合意したもようだ。
エコノミック・タイムズが9月21日報じたところによると、STT-TMBはAT&Tの33.3%持分を2億米ドルで買い取るとともに、別途2億米ドルを投資し、Idea持分を49%に引き上げることを計画しており、Tata及びAV Birla持分買い取りもその一環。
Tata及びAV Birlaからどれほどのシェアを買い取るかは定かでないが、消息筋によれば、2-3%の可能性もある。
STT-TMBは当初、専ら優先株の発行を通じ持分を拡大することを予定していた。STT-TMBがその持分を49%に引き上げるなら、現在各33.3%のシェアを保持するTata及びAV Birlaの持分は、各25%程度に下降する。両社は最終的にIdeaから手を引くことを示唆しているが、優先株発行によりなし崩しにその持分が縮小するなら、両社の持分売却の交渉力も低下する。このため両社がSTT-TMBに直接持分の買い取りを求めた可能性もある。その際にはSTT-TMBはその持分を74%まで引き上げる用意があるものと予想されると言う。
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