2004-09-24 ArtNo.34199
◆地元チップ・デザイン会社Spike、Qualcommとサービス契約
【コルカタ】米国カリフォルニア州San Diego拠点のワイヤレス通信機器会社Qualcomm Incは、カルナタカ州Bangalore拠点のチップ・デザイン会社Spike Technologiesと、インドにおけるCDMAベースのエンジニアリング・プロジェクトに関わる委託サービス契約を結んだ。
エコノミック・タイムズが9月21日伝えたところによると、同契約は年商39億米ドルのQualcommによるSpike Technologies買収の前触れではないかと予想されている。QualcommがSpike Technologiesの買収を目指しているとの噂が数日前から巷間に伝えられている。
QualcommのChristine Trimble公報担当部長は、「市場の噂や予想にコメントすることはできない」とする一方、「契約ベースでエニジニアリング・プロジェクトに対するSpike Technologiesのサービスを利用するため関係契約を結んだ。Qualcommはインドにおけるエンジニアリング・プロジェクトをハイヤリングやコントラクトを通じて如何に効率的に運営するかを引き続き検討している」と語った。
Spikeがバンガロールに配置している150人のデザイン・チームは、Qualcommがアンドラプラデシュ州Hyderabadに設けたオフショア・ソフトウェア・デベロプメント・センターと緊密に提携し、関係サービスを提供する。しかし両社の契約の詳細は不明。
カリフォルニアにも拠点を有するSpikeのASIC(application-specific integrated circuits)領域の専門技術は、QualcommのCDMAチップ・デザインの中核を成している。
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