2004-09-24 ArtNo.34196
◆三輪車のピアジオ、来年末までに四輪モーターサイクル発売
【ムンバイ】イタリアの自動車会社Piaggio Spaが完全出資するPiaggio Vehicles Private Ltd(PVPL)は2005年末までに1.5トンのデリバリー・ピックアップ・バン“quadricycle”を発売する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが9月20/21/22/23日報じたところによると、PVPLのRavi Chopra重役(MD)は21日、1.3トンのピックアップ三輪車Apeの発売記念記者会の席上以上の消息を語った。それによると、三輪車のシャーシーを用いて開発された四輪軽商用車は目下、試験中で、インドのコンディションに合わせた改造も施した後、来年末までに20万ルピー以内の価格で発売する。欧州では“Piaggio Quargo”商標で既に販売されている。
この日発売されたApe新モデルの価格は18万ルピーで、同社の貨物三輪車市場シェアの拡大に貢献する見通しだ。目下同社のシェアは40%余り。
今年(2004/1-12)のPVPL売上は、昨年の600クロー(US$1.31億)から1000クロー(US$2.18億)に拡大するものと見られる。また今年通年の生産台数は10万台の大台に乗るものと予想され、内約2万5000台を主にラテン・アメリカ諸国に輸出する。
マハラシュトラ州Baramatiに設けた工場は目下1日260台のペースで生産しているが、2ヶ月以内に日産300台に拡大する。過去2年間に60クロー(US$1308万)を投じて年産能力を4万台から10万台に拡大したPVPLは、向こう5年間にさらに50-75クロー(US$1090万-1635万)を投じて年産能力を13万6000台に拡大、インドをグローバル・ソーシング・ハブにする計画と言う。
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