2004-09-22 ArtNo.34181
◆Kinetic、自動車部品の多国籍合弁パートナー物色
【ムンバイ】Firodia一族に率いられるKineticグループはマハラシュトラ州Pune近郊Koregaon Bhimaに設けた製造施設を分離独立させ、国際パートナーとの合弁事業に転換する計画だ。
ビジネス・スタンダードが9月20日報じたところによると、Kinetic Engineering Ltd(KEL)のSulajja Firodia-Motwani重役(MD補)は同紙に以上の消息を語った。それによると、モーターサイクルとステップスルーの製造を手掛けるプネー工場はマハラシュトラ州Ahmednagarに同社が設けたモーペッド製造施設に部品を供給している他、多国籍コンポーネント会社Visteonにも部品を納入しているが、設備の大きな部分が遊休している。
このためグループは取引投資銀行に、インドへの進出を計画し、同社との提携に関心を抱くような国際自動車コンポーネント・メーカーの調査を依頼した。同社はKoregoan Bhima工場の一部を賃貸する計画で、様々な方面と交渉を進めているが、まだ具体的成果は上がっていない。
これはブームを呼ぶ自動車コンポーネント・ビジネスに再度照準を合わせる同社の戦略の一環でもある。コンポーネント・ビジネスに関しては、既にプネーにシアキ(Sciaky)と合弁のJaya Hind Sciakyを設立している。同合弁会社は抵抗溶接機(resistance welding machines)及び制御装置を製造、Ashok Leyland/Mercedes-Benz/General Motors/Honda/Suzuki/Toyota/Mitsubishi/Nissan/Mazda/Daewoo/Yamaha/Ford/Kawasaki/Bajaj/Tata Motors/Escortsにその製品を納入している。またHonda Scooter (Japan)向け無段変速機(CVT:Continuously variable transmission)や緩衝装置(shock absorber)の製造も手掛けている。この他、自動車電子部門は交流発電機、高圧磁石発電機、コンデンサ充放電点火装置(CDI:Capacitor DischargeIgnition)、整流装置(regulator rectifier)、方向指示器(flasher)を製造している。
Kineticグループはホンダ、韓国のHyosung、イタリアのItaljetと、それぞれ技術提携している。
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