SEAnews 2004-09-20 ArtNo.34176

【ニューデリー】インドの8月の輸出は56億2000万米ドルと、昨年同月の43億9000万米ドルに比べ28.13％拡大した。
インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが9月17／18日商工省の発表を引用し報じたところによると、8月の輸入は71億米ドルと、昨年同月の56億6000万米ドルに比べ26％増加した｡この結果貿易赤字は14億8000万米ドルと、昨年同月の12億7000万米ドルを上回った。
国際原油価格が8月に記録的な1バレル50米ドルに接近する中、石油製品の輸入額が膨張、貿易赤字の拡大につながった。アナリストはハイレベルな国際原油価格が持続するなら2004－05年を通じて貿易赤字は拡大基調を辿ると予想している。インドは石油需要の70％近くを輸入に依存している。
今年初5ヶ月(2004/4-8)の輸出額は昨年同期の218億5000万米ドルから275億5000万米ドルに26.08％拡大した｡インドの輸出は米国及び欧州連合(EU)市場の旺盛な需要に支えられ、今年5月の30％、6月の34％、7月の19％と、ここ数ヶ月堅調な伸びを見せている。
今年初5ヶ月の輸入は昨年同期の284億7000万米ドルから371億4000万米ドルに30.42％アップした。国内経済活動のバロメーターとされる年初5ヶ月の非石油製品輸入は昨年同期の209億米ドルから254億米ドルに22％増加、年初5ヶ月の石油製品輸入は昨年同期の75億8000万米ドルから117億3000万米ドルに55％ジャンプした。
この結果、年初5ヶ月の貿易赤字は昨年同期の66億2000万米ドルから95億9000万米ドルに拡大した。