SEAnews 2004-09-20 ArtNo.34168

【ニューデリー】LG Electronics India Pvt Ltd(LGEI)は来月、冷暖房兼用エアコン(reversible or heat pump ACs)を発売、インド・エアコン市場の新セグメント開拓に乗り出す。
インディアン・エクスプレスが9月17日報じたところによると、LGEIのAjay Bajaj主任(製品ｸﾞﾙｰﾌﾟ)は同紙に以上の計画を語った｡それによると、ウッタルプラデシュ州Noidaとウタランチャル州Dehradunの工場で生産されるこの種のエアコンの価格は、通常の製品を25％ほど上回る。エアコンの年間販売は上半期に80％、下半期に20％の比率だが、同社は新製品の発売により、今年は75：25、来年は65：35にすることを目指している。
その実、VoltasやVideocon等、複数のプレーヤーが冷暖房兼用エアコンの販売を手掛けているが、市場カテゴリーとしてはゼロに等しく、市場規模が小さいことから、これまで何れの企業もこの種のカテゴリーに本腰を入れて投資しなかった。
LGEIのSalil Kapoorセールス主任によると、祝日シーズンに合わせ10月第3週頃から広告キャンペーンを開始する。エアコンは祝日シーズンの主要販売品目ではないが、当面、消費者のマインド・シフトを促す啓蒙活動に照準を合わせる。来年1月までには消費者のこの種の製品に対する認識が高まるものと見られ、その後本格的な販促を開始する。北部市場、取り分けデリー、パンジャブ両州に照準が合わされると言う。