1995-10-05 ArtNo.3414
◆<星>サンテー、中国ビジネス再編し上海証取上場計画
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場のゴム製キーパッド製造会社サンテーは資本金総額8000万米ドルにのぼる全ての中国プロジェクトを傘下に収める持株会社を設け、上海証取に上場させる計画だ。
カオ・シンピン会長が3日明らかにしたところによると、同持株会社は中国当局の登録認可待ちの状況にあり、上海証取上場は97年以降になる。サンテーは85年に設けた福建省アモイのキーパッド工場をはじめとして、缶入ウーロン茶の製造、不動産開発、ホテル経営など11件の中国プロジェクトを手掛け、これらの事業は昨年の同社税引き前利益の70%(S$920万)に貢献した。同社最大の中国プロジェクトは福建省龍岩のセメント工場(敷地面積4平方キロ/投資額US$1.1億)で、来年末に第1生産ラインの試運転を開始、97年3月までに年産70万トンを目指す。年産110万トンの第2生産ラインも計画中だ。カオ会長は、今後2年間は既存プロジェクトに集中し、新プロジェクトは手掛けないとしている。中核ビジネスのシリコンゴム製品に関しては、ファックス・マシン用ローラー200万本の納入契約を近く日本のコイケ・ラバーと結ぶ予定という。(ST,BT.LZ:10/4)
|