2004-09-15 ArtNo.34134
◆シンガポール不動産大手CapitalLand、インド市場に触手
【ムンバイ】シンガポールを拠点にする東南アジア最大級の上場不動産会社CapitalLandがインド市場に触手を動かしている。
ビジネス・スタンダードが9月13日伝えたところによると、このほどマハラシュトラ州Mumbaiを訪れたCapitalLand子会社Raffles HotelsのJennie Chua会長兼CEOは同紙に以上の消息を語った。それによると、同社はインドにおける不動産及び金融サービス・ビジネスに進出する機会を探っている。他のCapitalLand傘下企業の幹部も既にインドを訪れ、市場調査を行っている。
世界の25ヵ国にビジネスを展開、グループ売上の60%以上をシンガポール外で稼いでいるCapitalLandグループは、不動産、金融サービス、不動産サービス、ホスピタリティー等の事業を手掛けている。
グループにとってインドは大きな潜在性を有する新市場だが、目下のところビジネス環境を点検し、ビジネス機会を評価している段階にある。不動産と金融サービス以外に、不動産サービス、例えば小売モールのマネージメントや設備管理等にも関心がある。またグループ子会社のAscottはサービス・アパート市場の開拓を目指している。
CapitalLandが如何なる領域に、どれほどの額を投資するかは、まだ明らかでないが、グループのホスピタリティー・チェーン、Raffles Hotelsは最近、Tajグループと、それぞれの市場における不動産の交換売買を行う戦略提携を結んだと言う。
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