SEAnews 2004-09-13 ArtNo.34120

【ニューデリー】今年7月の工業生産指数(IPP:index of industrial production)は資本財部門の堅調に支えられ、197.6と、昨年同月に比べ7.9％(6.6%)の成長を遂げた(括弧内は前年同期の数字、以下同様)。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカンヘラルドが9月10／11日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、7月の製造部門の伸びは7.6％(8%)、鉱業部門は3.7％(2.9%)、電力部門は14.1％(1.4%)と、製造業を除き昨年同月を上回る成長を見た。
今会計年度当初4ヶ月(2004/4-7)のＩＩＰの伸びは製造業の好調に支えられ、7.8％(5.9%)を記録した。年初4ヶ月の製造部門の伸びは8.0％(6.4%)、鉱業部門は5.2％(4.8%)、電力部門は7.9％(2.7%)と、何れも昨年同期の伸びを上回った。
7月には主要17業種中11業種がプラス成長を記録した｡中でも運輸機器を除く機械設備は30.2％、いわゆるその他の製造業は17.9％、石油・石炭を除く基礎化学／化学製品は14.3％と、堅調な伸びを見た。しかしジュートとその他の繊維(綿を除く)は－17.3％、木材及び木製品／家具・備品は－11.8％、基礎金属・合金は－3.5％と不振だった｡
年初4ヶ月についても運輸機器を除く機械設備の伸びは27.6％、いわゆるその他の製造業は12.5％と、好調だった。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、7月には資本財部門が16.2％(11.2%)、中間財部門が5.4％(7.3%)、消費財部門が10.3％(7.2%)、耐久消費財部門が15.1％(8.6%)、非耐久消費財部門が8.7％(6.7%)、基本財部門が5.7％(4.1%)の成長を遂げた。
また年初4ヶ月には資本財部門が14.7％(9.1%)、中間財部門が9.5％(4%)、基本財部門が4.9％(4.4%)、消費財部門が7.2％(8.8%)、耐久消費財部門が12.6％(5.1%)、非耐久消費財部門が5.5％(9.9%)成長した。