【ムンバイ】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は現金準備率(CRR:cash reserve ratio)を9月18日から2段階に分けて5%に0.5%ポイント引き上げると発表した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが9月11/12日、RBIのステートメントを引用し報じたところによると、CRRは9月18日から2週間以内にNDTL(net demand and time liabilities)の4.5%から先ず4.75%に、また10月2日から2週間以内にさらに5%に引き上げられる。
中央銀行は現在、市中銀行の現金準備に対して公定歩合と同じ6%の年利を支払っているが、9月18日から2週間は同利子率を3.5%に引き下げる。利子支払いはこれまで通り月ごとに行う。現金準備に対する利子支払いを公定歩合にリンクするのは最早合理的とは言えない。仮にこの種の利子を支払うとすれば、レポレートを下回るものになる。
中央銀行は2002-03年発表の年次通貨政策の中で中期的にCRRを3%に引き下げる目標を掲げる一方、「必要と認められる場合にはCRRを流動性管理の手段として用いる」と付言していた。