2004-09-10 ArtNo.34116
◆Flextronics、ソフトウェア・ビジネスをHughesに統合
【ムンバイ】シンガポール拠点の電子製造サービス会社Flextronicsは、傘下のソフトウェア・ビジネスをHughes Software (HSS)に統合することを計画しているようだ。
エコノミック・タイムズが9月7日報じたところによると、先ず最近買収したタミールナド州Chennai拠点のFuturesoftを、HSSに統合するが、これはより大きな事業再編の序曲と見られている。Flextronicsは現在4000人余のソフトウェア・エンジニアを擁し、最終的にこれらのエンジニアもHSSに帰属させられる見通しだ。ウクライナとサンノゼのソフトウェア・ユニットにはそれぞれ約450人と250人のスタッフが勤務しているが、これらのスタッフも統合対象と見られ、HSSのスタッフ及び売上は現在のほぼ4倍に拡大する。HSSのArun Kumar社長兼MDがこれらのソフトウェア・スタッフの指揮をとるものと予想される。この点に関するエコノミック・タイムズの質問にKumar氏は、「様々な計画がなされているが、決定されたものはまだ何一つない」と語った。
Futuresoftの800人のスタッフと、既存の4700人のソフトウェア・エンジニアを合わせるならテレコム領域のソフトウェア会社としては最大規模を備えることになる。そしてKumar氏は今年末までに最終的に8000人近いスタッフのトップの座を占め、その際にはHSSの社名も改められるものと見られる。
ちなみにHSSはFlextronicsに買収された後、2005年の売上の伸び率を25-30%から30-35%に上方修正している。
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