2004-09-10 ArtNo.34110
◆Honda、来月7日に150ccバイク“Unicorn”発売
【ニューデリー】Honda Motorcycle & Scooter India Pvt. Ltd. (HMSI)は7日、4ストローク、150ccエンジン搭載のモーターサイクル“Unicorn”を10月7日に南部/東部で、また同月13日に北部/中部/西部で、それぞれ発売すると発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが9月8日伝えたところによると、ホンダの金澤賢取締役(本田技術研究所専務取締役)/HMSIの青島幸弘重役(MD/COO)/同Haruo Takiguchi社長兼COOはこの日記者会見し以上の消息を明らかにした。それによると店頭価格(路税/保険/サービス料を除く)はデリー5万43ルピー、ムンバイ5万59ルピー、プネー4万7811ルピー、バンガロール5万323ルピー、チェンナイ5万1124ルピーとなる。
当面月間3000台前後を販売、今会計年度末までに月間販売1万2000台、累積販売5万6000台を目指す。また2004-05年通年でスクーターを含め53万台の販売を見込んでいる。
4年前にスクター市場に参入したHMSIはこれにより、モーターサイクル市場への進出を果たす。HMSIはエントリー・レベルの低価格モーターサイクルからその他のセグメントに至るフル・レーンジのモーターサイクルの販売を目指しており、Unicornはそのスタートを告げるものである。
これまでにインドに500クロー(US$1.079億)を投資したHMSIはさらに500クローを投じその年産能力を現在の60万台から2006-07年までに100万台に拡大、向こう3年間に毎年1種類の新モデルを発売する。HMSIは現在自動変速スクーター“Activa”、モータースクーター“Dio”、マニュアル変速スクーター“Eterno”を製造している。
創業以来の累積赤字は既に一掃し、今年は純益を計上できる見通しだ。2004-05年の営業額は前年の1000クロー(US$2.157億)から1700クロー(US$3.667億)に70%の拡大が見込まれる。HMSIはまたインドをアジアの輸出ハブにすることを目指している。
ホンダは地元パートナーHeroとの合弁事業Hero Honda Motors Ltd(HHML)を少なくとも向こう10年間は継続する。ホンダとHeroが各26%出資するHHMLはインドの500万台モーターバイク市場の55%のシェアを握っている。これに対してHMSIはインドスクーター市場の45%のシェアを占めている。HMSIとHHMIは合同で“model committee”を設け意見交換を行っているが、新モデルの発売に関する討議は行っていないと言う。
|