1995-10-04 ArtNo.3411
◆マンダリン・オリエンタル、<越>ホテル事業の支配権益買収
【シンガポール】ジャーディン・グループ傘下のマンダリン・オリエンタル・インターナショナル(MOI)はシンガポールのストレーツ・スチームシップ・ランド(SSL)と香港のファースト・パシフィック・ランドの対等出資会社ファースト・パシフィック・ストレーツ・ランド社が進めるサイゴン・センター・プロジェクトの一部、マンダリン・オリエンタル・サイゴンに53%出資する。
MOIのロバートE.ライリー重役(MD)が2日発表したところによれば、250室のマンダリ・オリエンタル・サイゴンの建設はオフィス/小売り/サービス・アパート/ホテル等から成るサイゴン・センターの第2期工事に含まれ、来年着工され、98年の営業開始が目指される。サイゴン・センター事業にはファースト・パシフィック・ストレーツ・ランド社が68%、ベトナム政府機関が残りを出資する。ホテル部分の他のパートナーの持ち株比率はファースト・パシフィック・ストレーツ・ランドが15%、ベトナム・パートナーが32%となる。マンダリン・オリエンタルはこの他、インドネシアのスラバヤ、クアラルンプル、ハワイに建設中の3件のホテル事業に参画、ミャンマーのバガンにもホテルの新築を計画しており、これらのホテル・プロジェクトへの同社の投資額は1億米ドルに達する。1998年に全てのプロジェクトが完成すると、同社は傘下に合計5850室の13軒のホテルを擁することになると言う。(ST,BT,LZ:910/3)
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