【チャンディガル】Hitachi Home and Life Solutions India Ltd(HHLI)は5日、パンジャブ/ハリヤナ両州の州都を兼ねる連邦直轄地Chandigarhにおいてウィンドー・エアコン新モデル“Quadricool”を発売した。
ビジネス・スタンダードが9月6日伝えたところによると、ツインターボ技術を応用した、キャパシティー1.25トンのエアコンは4つのカラーを選べ、価格は2万4500ルピー。HHLIのRajesh Khanna上級副社長は、同紙に「新製品は国内の複数の地域で既に販売されており、市場の反応は良好」と語った。
パンジャブ/ハリヤナ/ヒマチャルプラデシュ/ジャム&カシミールから成る北部の市場規模が最大で、中でもパンジャブ州は日立製エアコンの国内販売に6.7%貢献している。HHLIは北部地区に、サービス店網の他にディーラー及びリテーラー75店を展開している。日立の北部における市場シェアは約13%。
国内100都市の気候データを記憶したチップとリアル・タイム・クロックを搭載した新モデルは、環境の変化に応じ室温を自動調節できる。加えて電力消費量も一般エアコンの約45%で済む。1日8時間の使用なら月間電力コストは約800ルピー。
最近の鉄鋼/銅/プラスチックの値上がりは、エアコン・ビジネスにも影響を及ぼしているが、同社は販売量の拡大を通じコスト上昇を出来る限り顧客に転嫁せぬよう努めている。グジャラート州Kadiの製造施設の年間製造能力は25万ユニットだが、今のところ設備能力を拡大する計画はないと言う。