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2004-09-08 ArtNo.34094
◆ポリマー価格、原油高騰で過去3ヶ月間に50%ジャンプ
【ムンバイ】インド国内におけるプラスチック・ポリマー価格は、原油国際価格の上昇に伴い過去3ヶ月間に30-50%、また過去6ヶ月間には30-70%上昇した。
インディアン・エクスプレスが9月6日伝えたところによると、先週金曜(9/3)の国際原油価格は1バレル44.99米ドルと、過去6ヶ月間に4-9米ドル、25-27%上昇した。先週金曜にはロシア石油会社YUKOSの銀行口座凍結の報を受け原油価格は一層上昇した。“polymerupdate.com”のアナリストは、「これにより原油価格は向こう数週間高値が続き、ポリマー価格も高水準が保たれる」と予想した。
Reliance Industries Ltd(RIL)/Haldia Petrochemicals Ltd(HPL)/Hindustan Petroleum/Gas Authority of India/Indian Petrochemical Corporation等の国内石油/石油化学各社は過去1ヶ月間にポリマー価格をトン当たり6000-8000ルピー引き上げた。過去6ヶ月間には国内価格と国際価格がほぼ平行して30-70%上昇した。ポリスチレン(PS)は69.38%、ポリ塩化ビニール(PVC)は32%、低密度ポリエチレン(LDP)は66%アップ、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)もほぼ同レベルの上昇を見た。この他、高密度ポリエチレン/直鎖低密度ポリエチレンも50-57%値上がりした。
全インドプラスチック製造業者協会(AIPMA:All India Plastic Manufacturers Association)のSuresh Atre会頭は「国内の需給バランスに変化がないことから、ポリマー・メーカーが値上げする理由はない。政府はポリマーの輸入関税をゼロにし、国内価格の安定化を図るべきだ」と訴えた。
しかし消息筋は「確かにポリマー価格はトン当たり900-1000米ドルの高水準を記録したが、これは国際原油価格が1990年代の湾岸危機以来の最高水準に達したためで、関税を引き下げたからと言って国内ポリマー価格が下降するかどうかは疑わしい。もし関税を引き下げるなら原油から最終製品まで一律に引き下げるべきだ」と語った。
またPolymerupdate.comのSajjid Mitha主任(CEO)は「原油価格の上昇は確かに、石油化学製品価格がピークに達したサイクルに影響しているが、その他にも様々な要因が関係している」と指摘した。
エコノミック・タイムズが9月6日伝えたところによると、RILとHPLは過去6ヶ月間にポリマー製品価格を45-60%引き上げたが、これには原料コストの上昇とともに、中国等における需要の拡大も影響している。ベーシック・ポリマー原料のエチレン、プロピレン、ベンゼンのトン当たり価格は過去6ヶ月間に1300米ドルに100%アップ、このことがポリマー国際価格の40-70%の上昇を招いた。トン当たりPP国際価格は過去1ヶ月間に1225米ドルに28.27%、ポリエチレンは同1150米ドルに18.5%、それぞれ値上がりしたと言う。
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