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2004-09-08 ArtNo.34092
◆中国東方電気、コルカタ事務所設け電力設備市場開拓
【ニューデリー】中国最大の電力設備製造会社Dongfang Electricity(東方電気集団公司)は近く西ベンガル州Kolkataに事務所を設け、インド電力設備市場の開拓に本腰を入れる。
ビジネス・スタンダードが9月6日報じたところによると、東方電気は、低コストを武器に既にWest Bengal Power Development Corporation (WBPDCL)から西ベンガル州Sagardighiにおける総コスト2100クロー(US$4.54億)の2×300MW(メガワット)発電プロジェクトとDurgapurにおける1080クロー(US$2.34億)の300MW発電プロジェクトに関わる2件の納入仮契約(letter of intent)を獲得している。
東方電気幹部は「近くコルカタにオフィスを設け、他の発電プロジェクトへの設備納入の機会を探る。競争力有る価格をオファーすることによりさらに多くの発電事業契約を獲得できるものと期待している」と語った。東方電気は1MW当たり3クロー(US$65万)を僅かに上回る額をオファーしているが、これまでの市価は1MW当たり4クロー(US$87万)前後となっている。
西ベンガル州では、Central Electricity supply company(CESC)がBudgeに2つの250MWユニットを設ける他、一連の発電プロジェクトが予定されている。CESCのSumantra Banerjee重役(MD)は「東方電気がオファーした1MW当たり3.6クロー(US$78万)の入札価格をもちろん検討する。しかしアッシュ含有率の高い石炭との相性やスペアのパーツ/機材の安定供給等、その他の点も配慮する必要がある」と指摘した。
東方電気幹部によると、300-600MWの火力発電機及び400-550MWの水力発電機の製造設備を擁し、700MWの水力発電タービンや1000MWの原子力発電ユニットの製造技術も保持する同社は、中国火力発電設備市場の33%、水力発電設備市場の40%のシェアを握り、これまでの納入実績は1万MWをマーク、世界の請負業者のトップ100にランクされていると言う。
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