2004-09-08 ArtNo.34089
◆インド/ASEAN間の関税引き下げは来年1月に延期?
【ニューデリー】インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)間の貿易自由化を部分的に前倒し実施するための『早期収穫方式(EHP:Early Harvest Program)』に関する協議が依然として完了せぬことから、EHPの発効は当初目標とした2004年11月ではなく、2005年1月に持ち越される見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月7日政府公報を引用し伝えたところによると、ジャカルタを訪問中のKamal Nath商工相は5日、第3次ASEAN経済閣僚/インド評議会の共同議長を務めた際、以上の点を示唆した。
同相によると、インドとASEANの総合的経済協力に関する枠組み協定(Framework Agreement)に基づくEHPは、税優遇措置を優先して適応する共通品目リストと、その他の領域における経済協力の2部分から成る。
原産地規則(rules of origin)に関する作業委員会はある種の問題を解決するため、なお暫く時間を要するため、今年11月に早期収穫方式を発効させるのは困難と言う。
この日の会議ではまた、ASEAN/インド・ビジネス理事会(Asean-India Business Council)の設置と、AIBC初会議を早急に開催することが合意された。
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