【コルカタ】西ベンガル州Burnpur拠点のIndian Iron & Steel Co Ltd (IISCO)は400-500クロー(US$8650万-1.08億)を投じ熔鋼(liquid steel)の年産能力を現在の50万トンから100万トンに拡張することを計画している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月3日報じたところによると、IISCOのH.M.P. Singh重役(MD)はこのほど以上の計画を語った。それによると、拡張計画はなお初歩的検討段階に有り、IISCOチームは親会社Steel Authority of India Ltd (SAIL)の了承を得た後、最終方針を決める。
IISCOは産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)により承認された事業再建パッケージに基づく様々なプロジェクトを進めている。しかしBIFRのパッケージは未完成のプロジェクトの残務整理が中心で、熔鋼製造能力の拡張は含まれていない。同拡張計画の下、熔鋼の年産能力は2012年までに200万トンに拡大され、100万トンへの拡張はその一環。拡張計画の必要資金を如何に調達するかは未定。
IISCOの従業員は、SAILとIISCOを合併すると言う政府の方針を歓迎している。これによりIISCOの拡張計画や近代化計画の資金調達も容易になる。銀行やその他の金融機関は依然としてIISCOのプロジェクトへの融資に懸念を抱くものと見られるが、政府の方針発表で状況は一変した。SAILは今や、IISCO近代化のコストを賄う十分な資金力を備えている。IISCO傘下の鉱山の近代化については様々な計画が進められており、人員の合理化計画も実行されていると言う。