2004-09-06 ArtNo.34084
◆Bharat Petroleum、Kochi Refineriesの合併検討
【ムンバイ】Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)は子会社のKochi Refineries Ltd(KRL)をそれ自身に合併する可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが9月1日報じたところによると、BPCLのSarthak Behuria会長兼MDはこのほど記者会見し以上の消息を語った。同氏によると、合併することによりBPCLのバランス・シートにKRLの利益を加えることができる。しかしKRLの資本構成に変化は生じない。何時、どのように合併するかと言った詳細をまだ発表することはできない。KRLは独自の小売網を設けることを希望しているが、KRLの製品は引き続きBPL商標で販売する。
マドヤプラデシュ州Binaに年間処理能力600トンの製油所を設ける計画は、Oman Oil Companyが撤退したものの、進捗しており、目下マドヤプラデシュ州政府と税制優遇措置問題を協議している。プロジェクトは2009-10年に完成する見通しだ。最近の関税と消費税の引き下げでBina製油所の内部収益率(IRR:Internal Rate of Return)は2%ほど影響を受ける。
この他、ウッタルプラデシュ州Lohagaraに年間処理能力700万トンの製油所を設ける計画で、既に用地を買収している。
スリランカのCeylon Petroleumが所有する100店余りの小売店網を買収する計画に関しては、8-10週間内に合意に達し、株主協定も調印できそうだ。
BPCLは西アジアへの依存を軽減する狙いからマレーシアからの長期原油購入契約の拡大を図る一方、リビアとの新規契約も目指している。2004-05年を通じて日量20万バレルの原油輸入を予定しており、マレーシアとは目下日量1万バレルのターム輸入契約を結んでいる。
GAIL (India)と共同で、ウッタルプラデシュ州Kanpur/マハラシュトラ州Pune間にガス・ディストリビューション網を設ける計画には、400クロー(US$8650万)を投資する。内2分の1はKanpur市内のディストリビューション網に1年半内に投資される。
Krishna-Godavari/Kaveri/Mahanadi海盆の探査鉱区には200クロー(US$4325万)を投資する。
BPCLは7500クロー(US$16.22億)の五カ年資本支出計画に基づきこれまでに3000クロー(US$6.49億)を投資した。
インドにおける製油マージンは他のアジア地域に比べ1バレル1.5-2米ドル高めだが、灯油及び液化石油ガス(LPG)補助のため昨年は1270クロー(US$2.75億)の損失を被った。原油価格は1バレル43-44米ドルに上昇したが、製品価格は過去3ヶ月固定されたままのため、コスト負担が増していると言う。
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